【適応障害 休職 体験談】休職中って何するの?実際の生活を正直に書きます

⑦ 自己紹介

こんにちは。ASD持ちのYです。
以前、私は仕事のストレスが限界になり「適応障害」と診断され、しばらく休職していました。

休職が決まったとき、正直こう思っていました。

「休職中って何すればいいの?」
「ずっと家にいて大丈夫なの?」
「このまま社会復帰できるのかな…」

当時は不安だらけでした。

今回は、そんな僕が実際に休職中どんな生活をしていたのか、リアルな体験を書いてみようと思います。
同じように悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

①適応障害になったきっかけ

私は現在、自動車メーカーで開発関係の仕事をしています。

社会人3年目になり、新人も入ってきて、
それまでは「教わる側」だった自分が、いつの間にか「教える側」になっていました。

さらに今年は昇格もあり、給料も上がりました。

「今年は今まで以上に頑張ろう」

そう前向きに思っていたのを覚えています。

ですが、現実は思っていた以上に大変でした。

昨年よりレベルの高い仕事を任され、
新人の指導もしながら、自分の業務もこなす毎日。

もともと人とのコミュニケーションが得意ではない私にとって、
人と話す時間が増え、会話の内容も難しくなったことで、
毎日ぐったりするほどエネルギーを消耗していました。

「仕事が終わる頃には、もう何も考えられない」

そんな日が続いていました。

そしてある日、ミスが連発しました。

焦れば焦るほど、またミスをする。

挽回しようと、休憩中もプライベートの時間も、
ずっと仕事のことばかり考えるようになりました。

それでも仕事は終わらない。
納期は迫る。
さらに新しい仕事も増えていく。

気づけば、どんどん自信を失っていました。

そして、いつの間にか
「会社に行くのが怖い」
そう感じるようになっていました。

朝起きるだけで強いストレスを感じ、
ついに私は、初めてメンタル不調を理由に会社を休みました。

そしてその日、電話で会社の上司と相談した結果、
初めて精神科を受診することを決めました。


②ASD特性を知ったきっかけ

初めて精神科を受診するとき、正直かなり怖かったです。

「今すぐ休職しなさい」と言われるかもしれない
逆に、
「それは甘えだ、頑張れ」と言われるかもしれない

どちらに転んでも不安で、病院に向かう足取りはとても重かったのを今でも覚えています。

ですが実際の診察は、想像していたものとは違いました。

先生はすぐに結論を出すのではなく、

  • どんな仕事をしているのか
  • なぜ受診しようと思ったのか
  • 生活リズムや趣味
  • 子どもの頃の性格

など、丁寧に話を聞いてくれました。

そして診察の最後に、こう言われました。

「もしかしたら、ASD特性があるかもしれませんね」

そのとき、私は初めて「ASD」という言葉を知りました。

正直、少し驚きましたが、
その日は精神安定剤だけ処方され、診察は終わりました。

上司にも「一度病院に行きました」とだけ報告し、
次の日からも普通に会社へ行き、働き続けていました。

③2度目の精神科へ|そして休職を決断

初診のあとも、会社にはいつも通り出勤していました。

ですが、先生に言われた
「ASD特性があるかもしれない」
この言葉が、ずっと頭から離れませんでした。

気になって、家に帰ってから毎日のようにASDについて調べるようになりました。

すると、こんな特徴が書かれていました。

  • 周囲の空気を察して動くのが苦手
  • マルチタスクが苦手
  • 突発的な仕事に弱い

それを読んだとき、思わずこう思いました。

「これ、全部自分のことじゃん…」

今まで「自分の努力不足」だと思っていたことが、
もしかすると特性だったのかもしれない。

そう考え始めてから、逆にどんどん苦しくなっていきました。

ミスをするたびに、

「自分みたいな人間はこの職場にいないほうがいいんじゃないか」
「生まれてこなかったほうが、周りも幸せだったんじゃないか」

そんな極端なことまで考えるようになってしまいました。

そして、今まで以上に会社に行くのがつらくなりました。

限界を感じ、初診から2週間後、もう一度精神科を受診しました。

先生に正直な気持ちをすべて話し、相談した結果――

2か月間、休職することが決まりました。


④休職初期は、ほぼ何もできなかった

初めての休職になり、先生からは

「とにかくストレスから離れて、ゆっくり休んでください」

そう言われました。

まず私は、実家に帰省することにしました。

普段は一人暮らしをしていますが、
今のアパートにいると仕事のことを思い出してしまい、とても休める気がしなかったからです。

帰省したものの、何かをする気力はまったく湧きませんでした。

特に最初の1週間が、いちばんつらかったです。

「もう仕事のことは考えたくない」と思っているのに、
ふとした瞬間に、失敗した場面が頭の中で何度も再生される。

いわゆる“脳内反省会”が止まりませんでした。

「なんで自分は要領よく仕事ができないんだろう…」
「これくらい、なんで自分で考えて動けないんだろう」

そんなことを延々と考えてしまい、
気づいたら勝手に涙が出ていることもありました。

処方された頓服の精神安定剤も、
毎日ほぼ上限まで飲み切っていました。

今振り返っても、あの時期が一番しんどかったと思います。


⑤少しずつ回復して、やり始めたこと

1週間ほど経った頃から、少しずつ薬を飲まなくても過ごせる時間が増えてきました。

最初のうちは、とにかく何も考えなくていい時間を作ろうと思い、
サブスクで加入していたDMM TVでアニメをぼーっと観ていました。

当時よく観ていたのは
「姫様“拷問”の時間です」や「薫る花は凛と咲く」。

いつもならワンピースや推しの子のような作品を観ることが多いのですが、
あの頃は、人間関係が重かったり裏切りがあるような作品を観る気力がありませんでした。

「何も考えずに見られるもの」だけを選んでいた気がします。

休職から2週間ほど経つと、少しずつ外に出られるようになりました。

一人でディズニーに行ったり、友人とご飯に行ったり。
ほんの小さなことですが、外出できるだけで「ちょっと元気になってきたかも」と感じられました。

その間も、定期的に精神科には通院し、

  • 知能検査(WAIS)
  • ASD検査(AQテスト)

この2つの検査も受けました。

そして正式に、ASD特性があると診断されました。

休職から1か月後。

「そろそろ少し頭を使うこともしてみようかな」と思い、
リハビリ感覚でFP3級の勉強を始めました。

2週間後のCBT試験を目標に勉強し、結果は合格。

久しぶりに「できた」という感覚を味わえて、少し自信が戻ったのを覚えています。

FP3級は、金融だけでなく保険・不動産・年金など幅広く学べるので、
お金の知識を身につけたい人にはかなりおすすめです。

その後は、節約や投資の本をたくさん読みました。

多くの本に共通して書いてあったのは、

「生活防衛資金以外のお金は投資に回す」

という考え方。

これが、今のNISAや資産形成につながっています。

読んだ本については、また別の記事で詳しく紹介しようと思います。

⑥休職して分かったこと

正直、休職する前は
「休む=逃げ」だと思っていました。

でも今振り返ると、あの時間がなければ
自分の特性にも、お金の大切さにも、これからの働き方にも気づけなかったと思います。

休職は、“自分自身を振り返る時間”だったのかもしれません。

もし今、同じように悩んでいる人がいたら、無理しなくて大丈夫です。

ちゃんと休んでも、人生はなんとかなります。

この記事が、少しでも誰かの気持ちを軽くできたら嬉しいです。

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